エネルギーの歴史
- エネルギーの文明史が俯瞰できてよいと思った。再生可能エネルギーはコストが高く環境負荷も高いことから、使うにせよ長所短所をわきまえて使っていこうというお話である。再生可能なエネルギーとしては、水力、風力、太陽光発電等を取り上げている。そして、再生不可能なエネルギーとしては、石炭、石油、原子力、シェールガスを取り上げている。
- 過去からの再生可能エネルギーといえば、木材(薪)とかになる。
- 数千年前の中国も、中原はもともとは豊かな場所であったが、薪等で伐採されてしまい砂漠化してしまった。
- 日本では江戸時代末には、木材を伐採しつくしてはげ山ばかりであり、砂漠化してもおかしくなかった。
- 英国でも、同様の状況となり、窮余の策で、(再生不可能だが)硫黄分が入っていてくさいが火力の強い石炭を使い始めた。そして、運よく蒸気機関の発明などもあり、森林が砂漠化を免れた。
- 再生可能なエネルギーは非常にコストが高く、非現実的である。
- 石炭と石油を比べると2014年現在では、5倍近く熱量辺りの価格が異なる。このため、将来的に石油の値段が下がってもおかしくない。
- シェールガス革命は、現在進行中であり、米国の輸入赤字の大きな要素であった、石油輸入金額は、ここ5年で半分に減った
- 北欧諸国は、再生可能なエネルギーでかなりの部分をまかなえているという人は、日本の必要とするエネルギー密度は、人口密度のこともありはるかに高いことを認識すべきである。
- シェールガスで原油が下がっている話があったので、ついでながら調べてみた。
- 米国の原油の輸出入を調べた。輸入は減少しており、輸出国へ変貌しつつある。
- 掘削技術も進展しつつある。従来から資源探索では、HPCは必須であったが、この分野でも必須となっている。