粉飾決算の見分け方。
粉飾決算を、決算書で見分けられるのというのが、ライブドア事件以来の疑問であった。今日やっと、その疑問が氷解した。この資料では、ライブドアの決算書のおかしいところを、じゃんじゃん指摘している。素人なので、さっとは読めないが、じっくり読むとこんなにわかるのかと感心しきりである。しかも、これだけのことが、昨年のいまごろすでにわかっていた。
たとえば、単独では、不良債権があるにもかかわらず、連結になると不良債権が消えてしまう。とか、常人には考えにくいあらがある。もし、100%正しいとすると、連結内の会社に対して、不良債権があるという話である、とすると、連結内の会社でつぶれそうな会社があるという話になる。これでは、訳がわからない決算書の典型例といえる。。
http://consul.mz-style.com/subcatid/10
ちなみに、粉飾決算の見分け方という本がある。しかし、具体例を挙げると生々しいせいか、一般論で書いてあってまったくわからなかった。たとえば、取引先が変わったか確認せよとあるが、東証一部に上場している企業の決算書では、そんな取引先の情報まで、開示されないのでまったく見れない。そのため、まったく役に立たない。多分、経理マンとして、やっていく人の場合は役に立つ本なのかなという印象であった。
図解 粉飾決算の見抜き方―会社数字のプロは決算書のどこをチェックするのか
- 作者: 吉田博文,坂上信一郎,安達俊夫
- 出版社/メーカー: 東洋経済新報社
- 発売日: 2003/06
- メディア: 単行本
- クリック: 1回
- この商品を含むブログ (1件) を見る