ノーベル賞の歴史を日本から見てみる

ノーベル賞の歴史を、新聞記者の目から見た本。いろいろな取材の経験や、記者独自の情報網などからの情報が盛り込まれていて興味深い。長岡半太郎ノーベル賞推薦者は、すべて賞をとっているとか、アインシュタインノーベル賞賞金の使い道は、受賞前に決めていたとか面白い話が満載。
少なくとも、ノーベル賞の業績をたどる本を日本語で数冊読んだが、その中では秀逸。最近は知的財産に関する記事をいくつか書いている同氏であるが、奥が深いことを認識した。

ノーベル賞の100年―自然科学三賞でたどる科学史 (中公新書)

ノーベル賞の100年―自然科学三賞でたどる科学史 (中公新書)