会計で最近わかったこと
会計でわかったこといくつか。
チェックポイントを一つ一つあげて、全部で37ポイントを説明している。まとまっていてわかりやすい。財務諸表3表を学習することの重要性が良くわかる。また、規模が利く業種は意外と少なく、単純に規模を追えば利益が出るわけでもないこと等参考になった。たとえば、格安航空会社やシステムインテグレータは、便や案件ごとの共通性が少なく、規模の効果が出ない。
IGPI流 経営分析のリアル・ノウハウ (PHPビジネス新書)
- 作者: 冨山和彦,経営共創基盤
- 出版社/メーカー: PHP研究所
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で、指摘されていることは以下の通り
- 企業の活動環境が整っていない。(IMDの指数との比較)
- 製品の差別化が少なく、利益が出ない。(欧米に比べROAの値がクラスターしている)
- 大企業のほうが研究効率が悪い。中小企業は効率が良い。
- 中小企業では、IT投資はハードに集中しており、ソフトに投資すればもっと効率が上がる。
製品の差別化についてだが、他社と似たことをやれば、差別化要素が無くなり価格競争になるのだから利益が低くても当たり前ともいえる。
4番目のソフトに投資すべきというのはもっともと思うが、日本では難しいかなと思った。たぶん、複数の成功事例が出てこないとだめなのではないだろうか?
白書等(経済財政白書、世界経済の潮流、地域の経済等) - 内閣府
- 作者: 内閣府
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- 発売日: 2013/08
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ハーバード大学の先生が書いている英文会計の入門書として米国での標準的な地位を占めているらしい。入門書らしく財務諸表を学ぶといった感じ。本の終わりでは、Footnoteも読み込んで見るべきとの記載が最後にあるのでやはり入門書というべきか。付録には、英文会計の各種単語およびその解説が書いてある。
とはいえ、原書とこの本は3倍近く値段が違う。翻訳して値おく段が下がっている?
- 作者: ロバートアンソニー,レスリーブライトナー,Robert N. Anthony,Leslie K. Breitner,西山茂
- 出版社/メーカー: 東洋経済新報社
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日本語の会計の入門書で一ツ橋大学のMBA等で使っているらしい。とはいえ、700ページ強と結構あつい。また、XBRLとか、今後の情報開示の話が出ていて、データベースごと公開してしまう方式に切り替わっていくかもしれないと言及するなど、ITの進展に会計も変化していることをうかがわせる。このようになると、減価償却等々のやり方も、分析者が自由に出来るようになり、証券投資でも影響が大きいのではないだろうか?
一つ前の第九版では、ユニクロとしまむらの比較等々が出ていてなかなか参考になる。(29日追記)ハウス食品とヱスビーの比較に変わっていた。
- 作者: 伊藤邦雄
- 出版社/メーカー: 日本経済新聞出版社
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引用しているのは、ゼンショー等々である。参考になったのは、財務諸表3表が、密接に関連していることがわかったこと。前年の決算と、今年の決算は密接に関連しており、特定年だけごまかすのは以外に難しいもので、財務諸表は意外に、粉飾決算等を見分ける仕掛けが入っていることに感心した。
- 作者: 桜井久勝
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- 作者: 西山茂
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