おもてなしの経営学

WindowsやInternet Explorerの設計(とくにユーザインターフェース)に携わった技術者の書いた経験談。1986年から2000年までのマイクロソフト在籍中の話を主にした本である。ビジネスと技術を橋渡しする立場の顔がうかがえて面白い。

• User　Experienceを「おもてなし」と訳してみたり(現代用語の基礎知識にも載ったようである。)
• 数10人の企業Youtubeが、Google Videoに勝った理由。
• 職人の満足(床屋の満足)とユーザの満足の違い
• トヨタの職人技(改善)とアジャイル開発の類似点および、米国の自動車メーカの生産体制と日本のIT業界の類似点
• いくつかの対談
  • 2チャンネルの西村氏
  • 元マイクロソフトの古川氏
  • 梅田氏

マイクロソフトの歴史を知るという観点や、GUIはどう考えるべきかという観点、ソフトウェアはどのようにビジネスと折り合いをつけていくかノ観点などで読めば、大変有意義な本に見えてくると思った。

おもてなしの経営学 アップルがソニーを超えた理由 (アスキー新書)