JRuby徹底入門
日本語では、初めてのJRuby紹介本だったのかな?
数年前のRubyの状況などまったく知らなかった僕には、Rubyの歴史が参考になった。とはいえ、最近のIronRubyの状況など、OSSも栄枯盛衰が激しいのはあい変わらず。
さて、本書ではJRubyに独特の話として、
一般的な話として、
- Railsの使い方
を説明している。
今更ながら知ったのは、JavaからRubyを呼び出す方法は3通りあることである。
- JSR223
- Bean Scripting Framework
- JRubyランタイムを利用する。(JavaEmbedUtilsを使う)
ほとんどは、適当に検索すると見つかるが、最後のひとつだけマニアっぽいらしく、まともにWeb上にある資料は以下しか見当たらない。
http://kenai.com/projects/jruby/pages/DirectJRubyEmbedding
しかも、ちょっと検索してみると2010年にリリースされたJRuby 1.4.0からの呼び出しは、もっと簡単になって、org.jruby.embed.ScriptingContainerを呼べば動くようになったらしい。
http://kenai.com/projects/jruby/pages/RedBridge
日本語だとこちらの説明が取っ掛かりに良いかも
2009-10-15
なお本書で、前提としている版数は以下の通りちと古い
まとめとして、JRubyって何?という人には役に立つ気がする。とはいえ、Railsを知っている人から見ると、JRubyとJavaの連携の辺りぐらいしか役には立たないと思う。あと、デバッグ方法がまったく出ていないのもポイントが低い。期待してはいけないのかもしれない。
- 作者: 株式会社イーシー・ワン
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JRuby徹底入門
さて、RailsやJRubyのバイブルは、以下である。ちなみに、前者は、Rails3が出る直前なので、急いでいる理由がない限り買わないほうが良い。ちなみに、英語版では、すでにラフカット(ドラフト?)版がすでに出ている。一方JRubyの本は、更新されないようなのでおとなしく買っても損はない。ただし、2007年9月発行なので、次版が待たれるところである。まだ一年新しい、JRuby Cookbookを読むのが良いかもしれない。
RailsによるアジャイルWebアプリケーション開発 第3版
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JRuby on Rails実践開発ガイド (Professional Ruby Series)
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