LinuxやGCCの論文サイト

Ottawa Linux Symposium 2000 - 2008やGCC Summit 2003 - 2008の資料がFedoraのサイトにまとめて登録されたらしい。各論文ごとのPDFになっており、これは便利。
http://ols.fedoraproject.org/
たとえば、今年のOLSでは、10年前のRedHatLinux5.1から最近のCentOS5.1の違いを評価した論文などがある。Linuxも商用になってから10年近くたっているのだねと妙に感慨を受ける。
http://ols.fedoraproject.org/OLS/Reprints-2008/redelmeier-reprint.pdf
他にも山ほど論文があるけど、たとえば、GCCのサイトでは、GCCの中にコード規約チェッカを入れるという話の論文がある。商用製品でコード規約のチェッカなどがあるが、かなり高機能でないと生き延びていけないと実感した。
http://ols.fedoraproject.org/GCC/Reprints-2008/marpons-reprint.pdf
http://ols.fedoraproject.org/GCC/Reprints-2007/starynkevitch-reprint.pdf
最近のオープンソースのアプリケーションでは、make check, make syntax-check, make valgrindなどが入っていて、ある程度の自動テストはすでに組み込まれているのだよね。商用製品もかなりハイレベルで機能を提供しないと生きていけないと思う。そもそも、ボーランドなどをみていると、ツール業界だけで生きていくのは不可能に思える。