XenのDom0がFedora9で消えた。

Fedora 9では、Xen上で動く準仮想化カーネルが、paravirt_ops対応に変更になった。しかし、Dom0では、paravirt_opsへの対応が完了していない。このため、DomUを動かすためには、KVM+xennerで動かすという変則体制になった。ちなみに、xennerとは、KVM上のXen用PVカーネルを動かすエミュレータである。まだ、出来たばかりでかなり荒削り。
なお、Dom0のparavirt_ops対応は、XenLinuxコミュニティで鋭意対応中であり、Fedora10で対応する予定。このため、Xenは、Fedora9だけはずされるという変則体制となった。なお、Xen Hypervisorとツール自体は、残っている。これは、xennerでこれらのライブラリを利用するためである。
ちなみに、paravirt_opsに対応する理由は、サポートコストが大きすぎるためLinuxに取り込まれているparavirt_opsを使うためだそうである。
http://fedoraproject.org/wiki/Features/XenPvops
http://blogs.gnome.org/markmc/2008/02/11/fedora-9-xen-pv_ops/