ここまでかわった木材・木造建築

木造の大規模構造物が、最近は日本でも建築基準法に準拠して作られるようになった。このため、日本では、東大寺の大仏殿はすでに、最大建築物ではなくなっている。その背景を説明した本である。
この本を書いている人は、木材での接着剤の専門家である。そして、その木材の接着剤利用が、木材の利用法を根本的に変化させ、大規模構造物まで作ることが出来るようになった。
さて、木造大規模建築の技術は外国では、かなり時間をかけて進展した技術である。しかし、日本では、昭和30年ごろから、30年間は木の大規模構造物を作ることが出来なかった。このため、昭和60年ごろからの20年の進展は、日本での木造建築の常識を覆すものとなっている。
また、集成材を否定する人が多いが一度この本を読んでから否定をしてほしいと思う。

ここまで変わった木材・木造建築 (丸善ライブラリー)

ここまで変わった木材・木造建築 (丸善ライブラリー)

ちなみに、この人は、ブログを書いているらしい。http://koho.cocolog-nifty.com/blog/