VT-d and IOMMU

チップセット周りの仮想化のために必要なVT-d(Intel)とIOMMU(AMD)の資料が更新されている。AMDのIOMMUの1.2の資料は、Opteronのページにしかなくて、単なる仕様書のページをじろじろと探していたのでムダに時間を浪費した。VT-dは、kvmxenメーリングリストインテルの人が宣伝していたので、すぐにわかった。この両者の温度差は、何なのだろう?しばらくIOMMU1.2に対応したチップセットが出ないと言うことなのかな?
不勉強だったので、2006年のVT-dの仕様書で何がうれしいかいまいちわからなかったが、今度の2007年仕様書で、何をしたいかやっとわかった。これだけの仕組みをチップセットに持たせていれば、ソフトウェア処理よりかなり早くなることが期待できる。しかし、IDFにあわせて仕様書を出しているのを見て、来年のIDFでの進化を期待したくなったりする。
IOMMUは、70ページ強あったが、読むのが面倒なのでほとんど見ていない。
これらの仕様書を見て感じるのは、VT-xなどに続いて、VT-dなどが入ると、VMに必要なコードはより削減されていき、KVM有利になると言うことである。ある人が、数年でBIOSに吸収されると言っていたが、案外その日は近いのかもしれない。
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http://download.intel.com/technology/computing/vptech/Intel(r)_VT_for_Direct_IO.pdf