自衛隊のセキュリティ

今回、自衛隊の情報が、個人のパソコンからWinnyを通して、漏れてしまったという話が出ていた。
この話には、2つの問題がある。

  1. 自衛隊の外に情報を自由に持ち出せること
  2. 自衛隊の情報を自由に私物のパソコンで使えること

である。特に1の問題が重要である。というのは、これが出来るならば、スパイ活動が、し放題ということだからである。
たとえば、ヤフーなどでは、かなり細かい情報管理を行っており、個人情報を行うサポートセンターでは、携帯電話の持ち込み禁止とか行っている。せめて、部員同士を相互監視するなどの仕組みはしているのだろうか?たとえば、隊員Aが、船外に出るときは、隊員Bが検査を行うようにする。万が一、もれた場合は、その関係者は同罪にするとかは、考えてしかるべきと思われる。せめて、船長は、減給か降格しないと示しがつかない。
また、自衛隊は、情報に価値があると認めていない気がする。そのようなレベルの情報しかないなら、情報管理自体やめた方がいい気がする。パソコンソフトでは、今はUSBやCD-Rに書き出せないようにするものは、たくさん売り出されている。これすら費用を掛ける気がしないというのは如何なものだろうか?自衛隊は、ハードウェアには、費用を掛けているようだが、ソフトウェアに費用を掛けないのは変である。米国では、1970年ごろから、コンピュータのセキュリティを相当細かく検討していたにもかかわらず、いまだに検討しようともしない。自衛隊は、秘密情報については、パソコンを使わず、紙で伝達した方がよい気がする。そもそも、情報機器でのセキュリティを検討せずに、パソコンを使おうとしているのだから。
はじめに取り上げた項目のうち2は、とりあえず考えなくてよいのではないだろうか?1がなければ2は、ありえないのだから