既得権益と格差社会

日経の記事に、既得権益格差社会という話があった。現在の改革は、補助金を減らすという方向に行かざるを得ない。そうすると、大きい影響を受けるのは、補助金に頼っていた地方になる。補助金をもらうことが、既得権益かというと違う。国の均衡発展を元に配ったのだから、多少時間の遅れはあれ、国に税金を納める立場に育てという話になる。しかし、30年経っても、国から税金をもらう立場から、育っていない地方こそ問題がある。格差社会といって、税金をよこせというのは論理のすり替えである。

なお当然、名古屋のような補助金にあまり頼らず自立している地方とは、無縁の話である。