日本のIT産業の国際化について

高度なIT技術者の育成急げ 経団連が危機感抱き提言(朝日新聞)高度なIT技術者が必要と言う話である。
http://www.asahi.com/business/update/0617/106.html
経団連の意図は、役に立つ新卒学生を大学が供給するようと言うことだと思う。
企業にも優秀な人材がこなくなっているようであるが、大学にも優秀な人材がこなくなっているらしい。http://www.cqpub.co.jp/interface/column/Utsurigi/2005/45.htm
IT業界に適切な人材がこない問題は、夢がIT業界にないということが大きい。現在の日本のIT業界は、海外を席巻しているわけでもない。結局ITの技術ではなく、ITの活用が重要であると言うことにみんなが気付き出している。そのためか、儲けているところは、ライブドアとか楽天とかポータルばかりである。
では、世界的にどのように戦っているかを、大学と企業でも考えていく必要があると思う。日本の大学の研究でチューリング賞を取ったと言う話もあまり聞かないというとは、大学の研究でも立ち遅れている気がする。企業は、昔はスーパーコンピュータでそれなりの地位を占めていたが今ではさびしい限りになってしまった。また、まだ年功序列でプロジェクト管理をしているところが散見される。
このことから考えると、いくつか対策が考えられる。

  1. 大学教育の良コンテンツ化(教員の評価を、世界レベルで行う。国内の学会の評価は無視する。)
  2. ITの活用と技術と言う文脈で、大学教育を行ってみると良いかもしれない。そもそもITは使われてナンボのものなのだから良いかもしれない。
  3. また、昔思ったことにJavaと言う開発言語があるが、それを知らずにプロジェクトマネージャをする人がいる。この場合、アプリケーションのアーキテクチャ選択において、生産性からみて不利な選択を行ってしまう。日本の年功序列では、そう言う人が管理者になってしまうと言う問題がある。